子どもたちの周りでは、「貧困」や「いじめ・差別」の問題が多発し、大きな社会問題となっています。また、「道徳」が小・中学校に特別な教科として導入される中、検定教科書を使った授業が開始されていますが、特定の価値観の押しつけにならないようにするとともに、子どもの内面まで評価するものではないことに留意する必要があります。さらに、教育現場の第一線で働く教職員の多くが過労死ラインを上回っている「長時間労働」の実態などもあり、教育現場は「ブラック企業」と揶揄されており、真の「教職員の働き方改革」の策定が急がれています。
　こうした中、午後6時より香川県社会福祉総合センターにおいて、「民主教育をすすめる香川県民会議」総会・講演会が開催されました。講演会では小学校教員出身の神本美恵子前参議院議員から「安倍政権における教育の危機と私たちの課題〜１８年間の議員活動を振り返って〜」と題して、様々な教育問題を取り上げられ、安倍政権がめざす国家主義・市場原理と自己責任の教育政策が進められている危険性を強く訴えられました。