「ＬＧＢＴの子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!」をテーマに、今年で３回目の開催です。今回は学校でＬＧＢＴについてどういう取り組みがされているのか知りたいというプラウドの希望もあり、企画を進めていきました。ただ、香川県ではまだまだ学校現場でのＬＧＢＴについての取り組みが少なく思案していた中、徳島県の公立中学校で実践されているとの情報を得て、この学習会に至りました。〔プラウドはＬＧＢＴ（レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジャンダー）など性的少数者の交流や支援、啓発活動に加え、性の多様性に対応できる社会の実現に向けて活動している香川県の団体です。〕
第１部は徳島県公立中学校の丸岡美枝さんによる【実践報告】「性の多様性と人権」というテーマで学校現場での先進的な取り組みの報告をしていただきました。中学１年生の時から人権教育を積み上げてきた上で、中学３年生になりＬＧＢＴについてのきめ細かな授業実践を行う中での子どもたちの意識の変化、これからの課題などについて話されました。
第２部は「参加者同士で話そう！」という【ディスカッション】で、実践報告の感想・自分の体験・学校現場の様子などについて、４つのグループに分かれて話し合われました。
ＬＧＢＴの方々と日教組香川の組合員だけでなく、未組合員、また教職員以外の人権・同和問題に関心がある方々も参加された実りのある学習会になりました。